1. >
  2. >
  3. 運転免許証返納の流れ

運転免許証返納の流れ

返納手続きの方法は?

高齢者ドライバーの交通事故が増える中で、もう自身では運転しないと決意する高齢者が増えています。
もう運転をしないドライバーは、運転免許を返納してはいかがでしょうか?
運転免許は、失効したり無効になったりして不要になった場合には、国に返却しなければいけないというルールがあります。
そのため、どのような形でも、ずっと自分で免許証をキープすることはできません。

免許の更新ができずに免許を没収されてしまうよりも、早めに自主的に返納したほうが気持ちが良いと考える人は少なくありません。
それに近年では、自治体によっては、自主的に運転免許証返納した高齢者ドライバーに対して地域のホテルやショッピングセンターなどの施設を割引価格で利用できたり、ネットショップの送料が無料になると言ったお得な特典がついてくることもあります。
気持ちよく自主的に運転免許証返納することでいろいろなお得な特典を満喫できるのなら、検討しても良いかもしれません。

運転経歴証明書について

運転免許証返納は、最寄りの警察署および運転免許センターに本人が申し出ることで手続きができます。
返納すると、これまでは運転免許証を使っていた本人確認のための身分証明書として、運転経歴証明書を発行してもらうことができます。

この証明書は運転免許証の代わりに使うことができ、金融機関での本人確認としても使えます。
この運転経歴証明書は、一度発行されると5年間有効です。
もしも発行してもらっていないという人や、うっかり失くしてしまったという人は、申請すれば発行してもらうことができますから安心してください。

引っ越しなどで住所が変わったなど、運転経歴証明書に記載されている内容に変更があったら、速やかに変更の届け出をするようにしましょう。
この辺りは、運転免許証の手続きと同じです。

返納後に利用できる公共交通機関のサービス

運転免許証返納後には、移動には公共の交通機関を利用することになります。
自治体によっては路線バスや地下鉄などの交通機関が一定期間無料になったり、市内を巡回するコミュニティバスを無料で利用できるなど、自治体ごとに提供しているサービスは異なります。
無料でなくても割引料金となることが多いため、これまで自動車を所有していた時にかかっていた保険料や税金などと比較すると、経済的にはとてもリーズナブルです。

シニア向けの便利なアイテムもあります。
例えば、電動車いすの中でもシニア向けの「セニアカー」は、一般的な車椅子よりも早く進むという特徴があります。
ただし、早いと言っても時速6kmで、大人の早歩き程度なので安心です。
自動車の免許は必要なく、歩行者という扱いで利用が可能です。

おすすめの記事