1. >
  2. >
  3. 運転免許証の暗証番号を忘れてしまったら

運転免許証の暗証番号を忘れてしまったら

免許所の暗証番号の重要性

現在使用されている運転免許証はICチップが内蔵されており、このICチップには免許証に記載するべき個人情報が収められています。
プライバシー保護の観点から本籍地は免許証自体には印字されていませんので、手続き上必要な時にはICチップを読み込んで個人情報を出さないといけません。
その際に必要になるのが暗証番号です。

たいていの場合、この暗証番号は運転免許を新たに取った時や更新した時に設定します。
運転免許センターなどで、一連の手続きが終了する時に自分で設定して決めます。
この暗証番号は4桁のものですが、2組の設定が必要です。
1組は本籍地と写真を除くさまざまなデータを読み込むために、もう1組の暗証番号は本籍地と写真情報を読み込むためとなっています。

一見すると面倒な作業に思えますが、これはICカードにすることによって偽造防止をするという意味合いもあるので重要です。
免許証を偽造されてしまうと、銀行口座の開設を始め、さまざまな重要な手続きを勝手にされてしまう恐れがありますので、こうした点を理解しておきたいものです。

暗証番号を使う機会とは?

こうした重要な暗証番号なのですが、普通に生活している分にはほとんど暗証番号を入力する機会はありません。
なんらかの免許証に関わる特別な手続きをする時に確認されることがありますが、一般的な更新手続きなどでは使うこともありません。

また、かなり特殊な例ですが、国内にある米軍の基地に入る場合には免許証の提示と共に2組の暗証番号の入力をしなければなりません。
単にIDカードがあれば良いというだけでなく、それが本人のものであるということを証明するために行います。
やはり、米軍基地ともなればセキュリティーがかなり厳重ですので、こうした措置が取られることになるのです。

暗証番号を忘れてしまったら?

もし暗証番号を忘れてしまったら、警察署の免許窓口もしくは運転免許センター、免許試験場で照会することが可能です。
その際は本人が窓口に行く必要があり、免許証も持参しなければなりません。
その場ですぐに暗証番号を教えてもらえますので、必要な方は手続きをしてみましょう。
これ以外には方法がなく、電話や郵送、オンラインなどではできませんので注意しましょう。

暗証番号の入力を3回連続で間違えると、読み込みのロックがかかってしまいます。
この場合、自分でロック解除することができませんので、やはり警察署や免許センターなどの窓口で手続きをすることになります。
暗証番号の変更は基本的に行うことはできず、免許証を更新する時だけ可能となっています。
一度設定すると何年も変えられませんので、覚えやすいものに設定しておくと良いでしょう。

おすすめの記事