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マスツーリングで仲間がついていけない

遅くてもいいのでマイペースを守ってもらうよう納得してもらうこと

マスツーリングでは、メンバー同士の気遣いが重要です。
特に初心者など走りに自信のない人が参加する時には、それ以外のメンバーは全力でサポートしなければなりません。
「俺は俺のペースで走る」と勝手に飛ばすような人は、みんなで走るマスツーリングに参加する資格がそもそもないと言えるでしょう。

ですので、ついていけないかもしれないと不安に感じているメンバーがいる場合は、無理をする必要がないこと、遅くてもいいのでマイペースで走ることをしっかり納得してもらってください。
しかし、口で言うだけではなかなかうまくいかないのがマスツーリングです。

まず「遅くてもいい」と言われても、初心者としては前の人に離されると焦ってしまいます。
自分の後ろにも人がいる場合、「自分のせいで迷惑をかけている」とやはり焦ってしまうわけです。
頭で焦ってはダメだと思っていたとしても、体は無意識に反応してしまいます。

前の人に離されたら、早く追いつこうとなっていつの間にかスロットルを開けているということもあるでしょう。
こういう時こそ事故が起きやすいケースです。

焦って前に追いつこうと飛ばしている時に、横から車や歩行者が飛び出してきたらどうなるでしょうか。
自分一人でマイペースで走っているなら、そもそもそんなに飛ばしていないという前提もあって、周囲にちゃんと注意を払ってとっさの対応ができるでしょう。
しかし焦って自分のペース以上に飛ばしてしまうと、周りが見えなくなって、いざという時に操作を誤ってしまうリスクが高いです。

自分のペースを上回るペースで走ると、初心者でもベテランでも事故を起こしやすくなります。
マスツーリングの時はこのことをくれぐれも心に留めておきましょう。
リーダーだけでなく、参加する全員がです。
そして、たとえ遅れてしまったとしても焦らないこと、無理に追いつこうとするのではなくマイペースを守って走ることを共有意識として徹底してください。

メンバーを孤立させない走り方

口で言うだけでは難しいことは前述したとおりですが、ではどうすればよいのでしょうか。
それは、ついていけないリスクのあるメンバーを孤立させない走り方をすればよいのです。

具体的には、先頭と最後尾にベテランを配置し、真ん中に初心者や自信のない人を入れます。
先頭は全体を管理し、真ん中の初心者が無理なくついていけるペースを守ってください。
最後尾もベテランが受け持ち、前と離されて焦りそうになっているメンバーをサポートします。

また、メンバー同士でコミュニケーションを取りながら走れば、多少距離が空いても焦ることはありません。
全員がインカムを装備し、声を掛け合いながら走ることも検討してみましょう。
初心者が参加する時は、何よりその人がマスツーリングを楽しめることに最大限配慮してあげてください。

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